法規をチェックしながら図面の修正を行う
建築をつくるにあたって、法律をきっちりと押さえておくことは重要なことです。
例えば、人が生活する上で必要な自然採光・窓を空けて換気を行えること・もし火事になったときに煙を抜くための排煙。
また建物の中から外に避難する時間が長くなれば煙に巻き込まれてしまう。
構造上の安全の規定や、断熱性能の規定など、細かなところを満足させながら建築をつくっていくわけです。
例えば、こちらは平面図を作成しながら、同時に各室の面積と必要排煙面積のチェックを行っています。
これで必要排煙面積が足りなければ、法的に不適合になるため、排煙面積を増やすのか壁位置を調整して部屋そのものの面積の微調整を行うなどの対応が出てくるわけです。
ちなみにチェックを行いながら、図面を同時に直すことをしています。
図面の左と右は、一つのデータですので、片方の壁の位置をずらすと、断面や展開・床面積なども同時に修正ができるわけです。
そして実際に各室の法規が成立しているかのチェックです。
建築設計は単なるデザインだけでなく、緻密な積み上げのもとできている訳です。
今からは、申請のための作業を進めていくところです。
クリエイティブな作業とは違いますが、大切な作業です。