植栽を計画する
外構を彩る植栽ですが、調べれば調べるほど難しさを痛感します。
植栽がそれぞれで日向に強いのか、日陰に向くのか、
西日に対して弱いのか、塩害に強いのか・・・
正直どう進めていけばいいのか難しいところです。
いくつか自分自身の備忘録も兼ねてポイントを書いておきます。
❶シンボルツリーを適切に配置
一番目に着く部分にシンボルツリーを置いておきたいです。
道路側からも建物の中からも見えると効果的だと思います。
❷季節感が出る植栽を選ぶ
植栽を植えても季節が変わってもずっと葉っぱばっかり・・・とかでは、
せっかく植えたのに彩りが半減します。
春に花が咲く・夏に花が咲く・秋には紅葉する・冬にも葉が残るなど、
できるだけ季節ごとに楽しめるように計画をできると良いと思います。
❸地域・敷地特性を生かす
上段でも書いた通り、植栽は日向に強いものもあれば日陰を好むものもあります。
長崎のような海が近い敷地では、塩害に極端に弱いものは避けたいです。
植生マップなどを見ると、ある程度自生する植物なども見ることができます。
❹成長ができるだけ遅いものを
極端に成長が早い植栽(クロガネモチなど)を植えると、
数年たってびっくりする成長を遂げるものもあります。
例えばハイノキ(日陰を好む)などは成長が比較的遅く大きくならずに、
剪定なども少なくて済みます。
このように植えたタイミングだけいいのでなく、数年先も考えておくのがよいかと思います。
❺グランドカバーの植栽や玉砂利などを工夫する
植栽がわさっと育ちすぎると見た目も鬱陶しくなり、手入れも大変なこともあります。
そこで、植栽の周りにグランドカバーの植栽や、玉砂利・ウッドチップなどで、
植栽の密度を落としてあげると、好きな樹種に目がいくようなことにもできます。