将来を考えた建築計画をするために

昨日の長崎新聞の記事に国勢調査の状況を伝える記事が出ていました。

長崎県の人口6万超減少 国勢調査 少子高齢化の加速、浮き彫りに

長崎県内だけで、2015年から2020年までで6万人の人口が減ってきているそうです。
離島も多くある県ですので、離島はさらに変化が顕著です。

建築は建設コスト(イニシャルコスト)だけではなく、
維持費・修繕費(ランニングコスト)も必要です。
解体費も含めたトータルコスト(ライフサイクルコスト)がかかることを念頭に置いた計画は大切です。

今の時代は特に人口が減ってくることによる影響を常に考えておく必要があると思います。

■Q:使われなくなる建物が出てくる課題 
  ⇒ A:うまく活用できるように道筋が立てること
■Q:今求められる規模をつくるべきかどうかの疑問 
  ⇒ A:10年15年後の想定の人口規模で建物規模を設定してもいいのでは?
■Q:税収が落ちてくることへの課題       
  ⇒ A:建設費が少しかかっても、それ以上に維持・修繕がかからないような工夫を施すべき

上に書いている課題と答えの例はあくまで一例ですが、他にもまだまだ課題はあります。

デザイン性が優れている・機能的に優れているといったことはもちろんのこと、
将来を見据えた、長期のスパンでものごとを考える視点がより求められていると感じます。

自分がそうあるべく律していきたいと思い、記事として載せておきます。