多用途に建物を使いこなす

建物の稼働率を上げるための工夫として、24時間365日の軸で考えることが大切と考えています。

どういったことかと言えば、
平日と休日では利用者の層が当然異なります。

また朝は高齢者がメインで使って、夕方は学校を終えた児童・学生が使い、
夜は仕事終わりの大人が使うなんてことも考えられます。

きっちりと多様な使い方を想定した設計をしておく必要があります。



あくまで上記は1例ですが、これがもっともっといろんなパターンが出てくると、
どんどん利用者に使ってもらえる可能性が高くなりますので、
利用者からどれだけポジティブな使い方を引き出せるかが設計者に求められるスキルだと思います。

建物は用途に特化したものではなく、何にでも使い勝手がいいこと、心地がよいこと、
地域の人に大切に使ってもらえる、
そういった要素がとても大切なことだと思っています。