家具も含めた内観の調整
製作家具の図面も作成しています。
社会人2年目で病院の設計を担当していたころ前の事務所の先輩によく指導をいただいていました。
「家具を設計する際には、周囲の計画・内装に合わせながら、雰囲気や素材が合うものにしないといけない」と。
今回正面の家具をどう考えるかで、図面を作成しながら、モデルで確認しながら進めています。
家具としては、視線が抜けて奥行が感じられる方がいいと考えていますが、設置する場所においてそれが的確なものかどうかです。
単純に家具を置いてみたものですが、家具が唐突に置かれた印象になることと、視線が抜けた先が雑多であまり見栄えのいいものでないことが課題です。
アレンジを加えたこととしては、壁をしっかりと設けて、そこに家具を埋め込むこと。
視線の抜けはなくなりますが、内観のバランスとしてはこちらの方がよさそうです。
ただ、壁感を出すのであれば、この格子状の家具ではなく、棚板だけがシンプルにある家具でも良さそうです。
左側のパースのテーブル右側にある、視線が抜ける家具と同じように作ってしまうと、家具のデザインの意図などがぼやけてしまいますね。
こういったところをしっかりと確認していきながら、家具の作図を進めていきます。