建物を使う地域の方との意見交換会

某プロジェクトにおいて、地域の方との意見交換会を行いました。

設計をする中でこういう提案がふさわしいだろうと、
良かれと思って提案することであっても、
ニーズと合っていなければ、うまく使ってもらえない可能性もあります。

クライアント=ユーザーの場合は、
要望は基本的にユーザーの声としてどんどんプランに反映できます。

クライアントが実質的なユーザーでない場合は、
設計条件が果たしてニーズとマッチしているのかなど、
きっちりと確認したいと思い、意見交換会を実施してもらいました。

意見を集めるにも重要なポイントはいくつかあります。


■意見交換を行うタイミング
 設計が固まってから、今言われても・・・ということも設計の中ではあります。
 そうではなくて、意見交換の場を設けるのであれば、
 必ず方向転換が聞くタイミングで実施を行うべきです。

■提案や思想は必ず伝える
 どういった建物にしたいと考えて計画を練っているのかを伝えて、
 こちらの考え方などを理解してもらうことも大切です。
 提案している方向性が間違っていなければ、
 それに沿ったよりよくするための意見が引き出せると考えるからです。


意見交換会を行うまでは、正直このまま設計を進めていいのかなど手が止まることもありましたが、
実際に話を聞くと、また前に進む推進力をもらえた気がします。