雨水排水(敷地内編)

雨水排水について敷地内に降った雨は考えるのかについて、
厳密には細かい計算をする必要がありますが、簡潔に整理します。

基準は自治体などが持つ基準の確認が必要です

ある自治体では、排水面積ごとに排水管の内径(排水管のサイズ)と排水管の勾配の基準が載っています。

1,500㎡以上は、250Φあれば大丈夫なのかと言えば、決してそうではないので注意です。
例えば10,000㎡の負担面積であれば、当然それなりの排水管がないと、
オーバーフローしてしまいますので。

実際にどんな計算をするのかというと

トータル1,500㎡の敷地を想定しました。

10個の雨水会所があって、それぞれ均等な面積(150㎡ずつ)を負担するとしましょう。
雨水マスごとに、排水管でつないでいき、最終的に敷地外の側溝や雨水管に放流するのですが、
そこで適切にサイズを決めないと、うまく水が流れないわけです。

一番水上の排水管は負担面積150㎡なので、雨水管は100Φ。
次の会所は、1つ目の排水が合流するのを考慮すると負担面積は300㎡なので、雨水管は125Φとなります。

合流する場合、累計で増やしていきながら排水管の内径を求めるというやり方で算出するとこのようになります。

最終敷地外に放流する場合は、1,500㎡の負担面積なので、250Φとなるわけです。

基準は自治体・地域ごとに異なるので注意が必要です

例えば、大阪などでは、敷地内の水を全て排水してしまうと、
道路などの雨水がオーバーフローして溢れかえることもありますので、
緑地などを設けて、ある程度雨水を地面に染み込ませましょうといった基準もあります。

その場合は、全ての水が排水しないので、降雨量の〇〇%を排水することとして、
雨水管を決定するとかあったと思います。

また、7/7の記事でも載せたように、雨が多い地域、少ない地域では、
当然考え方も異なるわけで、そのあたりは丁寧に設計しないといけません。

実は、勾配も緩すぎれば当然流れないですし、
勾配がきつければ流速が早すぎて、どこかで不具合が起きるといったこともあります。

結構奥深くて、掘りすぎた説明をすると、実は複雑な条件があるのですが、
今日のところはこの辺にしておきます。