前職で設計担当していた【太陽の塔】の講演会に登壇しました

昭和設計で担当していた、太陽の塔に関する講演会に設計者としてプレゼンテーションをさせていただきました。
【1970年大阪万博の情熱が蘇る「建築士が見た太陽の塔」】


仮設建築物だった工作物・さらに芸術作品である太陽の塔は、
1970年の元々大阪万博の後、中に人が立ち入れない状況で保存されていました。

2018年からは、改修によって、新たに展示施設として、一般公開に至ったものです。

芸術作品の改修前例がなかったことから、何度もくじけそうになったこと、
中を見るたびに感動したことを、一般の人にも体験してもらいたい気持ちを持ち続けたこと、
意匠性は変えないが改修でどうしても手をいれなければいけない部分に関しての葛藤、
調査をするたび建設当時の施工者の技術の高さなど感じたことを、
苦労や考えたこと、プロジェクトに関わる中での思いを、ありのままにお話ししました。

プレゼンテーションの準備に当たって、
現地調査や現場での様々な写真・改修の図面を改めて思い出しながらお話しました。
難しいプロジェクトですが、関われたことに本当に今更ながら感謝しています。

同じように建物を保存できるかどうかなど悩まれている場合、
とっかかりであったり、道しるべにでもなればとも思いながら、話をしました。

コロナ禍で人数の制約があることなどから、現地に行くことはかないませんでしたが、
建築主・設計者・施工者でいろんな思いを語った講演会です。

近日中に、WEBで講演会の様子が公開される段取りになると思いますので、
興味ある方はぜひご覧ください。


また分かり次第、お知らせでアップします。