建物にどう太陽の光が入るのかシミュレーションをする

建物の中にどう太陽の光が入ってくるのか、シミュレーションすることも大切です。

夏至は日射を建物に取り込まない工夫を施す


例えば、夏至など暑い時期には極力日射を遮りたいというのが当たり前のことだと思います。
特に、気温が高い夏場などはそうだと思います。

サクサクっと建物に日差しがどのように差し込んでくるのか、検討できます。
こういった動画の設定をして、書き出すまで5分もかかりませんので、いくらでも検討ができてしまいます。

こうして見ると、左側の中庭には15時くらいから日射が差し込んでくるので、植栽を植える計画としています。
緑があることで快適な空間になると同時に、日射を防いでくれます。

中間期から冬にかけては日射も取り込み建物を暖かく

一方で冬場などは暖房をかけることにもなりますので、日射を取り込んで暖かい環境を作ることも大切です。
夏至の時とは異なり、日が差し込んできていることが分かると思います。

いい空間を作ったり景色がよく見えたりということもとても大事ですが、
夏場暑すぎでその場に佇むことができない空間であればあまり意味がありません。

こういった設計上の工夫もしっかりとすることで、居心地の良い空間をしっかりと作りこんだ計画としています。