視覚障がい者誘導ブロックを見やすくしながら馴染む色に
視覚障がい者誘導ブロックは、輝度比の差を設けることとして基準があります。
輝度とは、ものの明るさを表現したもので、
障がい者誘導ブロックとその他の仕上との明るさの差をきっちりと設ける必要があります。
ブロック関係のサンプルを集めたものです。
色がついていると、明るさなどの差はよく分かりませんので、
携帯で撮影した写真をグレースケールに変えて確認しています。
今回、赤・青で〇をつけているものは、色が違うので一見認識しやすいようにも考えられますが、
グレースケールに変えると、似たような明るさに感じました。
見た目はそれなりになじみそうですが、組み合わせとしては採用はしませんでした。
高齢者になると、色覚の黄変化が起こり、全体的に黄色に見えてくるようなことも起こってきます。
そういったことを考慮すると、例えばグレースケールにモノが見えても、
分かりやすいようなものを選んでおくと間違いないかなと考えています。
色も変えながらも全体のバランスを考えて、建物になじむように考えていくことも大切なように思います。
【注意】
点字の選び方は、この方法が全て正しいというわけではありません。
それぞれ自治体の基準を確認しながら選定することが必要です。