雨水排水の降雨量はどう設定するのか
昨日のブログで、雨水排水の設計の根拠について少し述べました。
今日は七夕ですが、天の川が見えるどころか、大雨の警報が出ている地域もあります。
設計をする際には、敷地近くの降雨量がどうなのかを、
気象庁のHPから確認して調べるようにしています。
そこで単位時間当たりどのくらいの降雨量に設定するのかを決めて設計を行います。
(設計の基準については明確にはないですので、ここでは敢えてどうするというのは控えておきます。)
注意すべき点として
過去の降雨量をいくら見ても、昨今のゲリラ豪雨や線状降水帯などよく聞かれると思いますが、
最大降雨量を更新するところも多いです。
ちなみに、今日(2021/07/07)も鳥取県のいくつかの地域で更新がなされています。
それぐらい、今までの最大降雨量の記録がいつどこで更新されても分からないような状況にあると思いますので、
ある程度余裕を見越した降雨量の設定をしておく必要があるということです。
ちなみに、ここに載せているのは1時間の最大降雨量ですが、
もっと短時間でドカッと雨が降るときの記録として、10分間最大降雨量というものもあります。
1時間の降雨量と言っても、1時間ずっと同じ条件で雨が降り続けるわけではなく、当然ながら強弱があります。
つまり1時間の降雨量で設計していても、
もっと短時間で見たときには、雨水がオーバーフローしてしまうという可能性も、
十分に起こりえるということです。
そういったことも十分に考慮しながら、きっちりとした設計をしたいですね。