住宅の建設費用の変動を調べる

過去に記事で書きましたウッドショックやらコロナやらで、
コスト増の話しか最近聞きませんが、実際の傾向はどうなっているのかを少し調べてみました。


一般財団法人 建設物価調査会の資料を参照しています。
これは、2011年(10年前)の工事費を100としたときの、価格の変動を示したものです。

あくまで東京ベースですので、地域ごとに差があるとは思いますが、
2020年7月(116.0)から2021年7月は(119.8)となっていて、
1年前に比べると、119.8/116.0=103.28%となっています。

徐々にコストが上がっている傾向ですが、木工の部分が顕著ですね。
2019年途中で消費税が増税したので一概には言えませんが、
2016年のコストと比較すると現在は10%程度上がっていることが読み取れます。

工務店の方や大工さんに過去の坪単価を聞いてそのまま進めると、
事業費を大きく読み違えますので、注意して進めたいところですね。

10年前からでも、20%程度増えている傾向にあることは正直驚きでした。