外構の工事手順を整理する

建て替えを行う際に既存の建物がある場合は、注意しながら計画を行う必要があります。

と言いますのも、よくある流れとして、

❶既存の敷地の空き地に新しい建物を建設
❷仮使用申請を受けて、新しい建物の共用開始
❸既存建物の解体
❹駐車場・外構の整備

というケースがよくあります。

ここで、既存建物の解体が済まないと駐車場・外構の整備ができない場合、
利用者が建物までアプローチできる動線を確保する必要があります。
また、安全に既存建物の解体・駐車場の整備を行えるように、
どのように工事のヤードなどを確保するかの検討が必要です。

ここで、以前記事に上げた、改修×BIMの応用を使います。

最終形の立体モデル(2期工事)の入力をしながら、
1期工事でできる部分を確認していく作業を行いました。

Revit上では、駐車マスは2期工事で整備するという条件で入力すると、
1期工事の図面と立体では表現が出て来ません。

上の図が分かりやすいと思います。1つのデータ上で管理しているため、必ず整合がとれます。

敷地に高低差がない場合などは大したことはないのですが、
今回はスロープや車路・階段などが混在するような条件であったため、
パッと見で判断できるのは非常にありがたいです。

CADだと、1つのデータを修正すると、
もう一つのデータも修正してとなっていくので、ごちゃごちゃになるし、
手間もかかるので労力もかかってしまいます。
平面も立面も断面も複数修正するとか、やってられません。。。

BIMをうまく活用することでり、どうやっていけばロスがない工事とできるのか、
利用者が安全に利便性を高く使えるかなどを多角的に考えられることが一番メリットが大きいです。
Revitのフェーズはうまく使いこなせばすごく便利です。