地域が元気になる建築を考えたい

地元での設計をするときに、いつも考えることです。

前職に勤めていた大先輩に言われた言葉があります。
【建築設計は事業をうまく進めるためのお手伝い】だと。

設計をする側がどう使ってもらいたいと想定しても、
なかなかその通りにいくかどうかは分かりません。
最近思うことは、予想だにしなかった使い方ができるということは、
ユーザーにとっては使いやすい建築であることなのかもしれないなと思います。

いろんな使い方ができるんだと、ユーザー側に知ってもらいながら、
自由にたくさん使い込んでもらえる建物であれば、より愛着を持ってもらえることにつながります。

大阪で最後に設計主担当で携わった複合施設のプロジェクトです。
オリナス〜西脇市新庁舎・市民交流施設〜 – YouTube
今日はなんでオリナスへ? – YouTube

動画を見ると、利用者が楽しそうにしている雰囲気が印象的です。
そして、建物をうまく使いこなしていただけていることがうれしく思いました。
建物を使ってもらうための仕掛けが満載で、運営される方が相当うまく工夫されていると感じました。


イベント等含めて建物を使いこなすための仕掛けづくりができれば、
プロジェクトが大きく前向きに進むような気がします。
どこまで関われるか分かりませんが、我々建築設計を行う者がしっかりと声を上げて、
地域の人も巻き込めるように呼び掛けていきたいなと思います。