BIMを扱う上での強みを再度整理する

ツールが使えるということは、自分の作業性の向上につながることになりますので、
必要と思ったツールは必ず習得することにしています。

一方で、それがクライアントにどうメリットとしてつながるのかがなければ、
ツールは単なる業務効率化のものだけになってしまうと思います。


業務効率化+様々なツールを使えること
 ⇒ +α の検討ができることで新たな付加価値を生み出すことと思っています。

ざっと書くと、強み・できることは下記の通りでしょうか。
全て1プロジェクトで実践したものです。


①施設計画を考えながら、規模などを常に確認しながら進めることができる。
②部門別の面積管理なども行いながら計画を進めることができる。

 ⇒ BIMであれば、常に面積集計などが可能なため
 ⇒ 部門別の面積集計も可能なため、廊下が多いなどの無駄がないかの確認などもできる


③建物のボリューム感をクライアントと確認しながら計画を進められる

 ⇒ 図面だけでは分かりにくいが、家具なども入れることで意思疎通が取りやすい


④図面を作成しながら、立体の検証もできるため、多角的な検討が可能
⑤構造・設備との納まり・行いやすい


⑥壁を作図するにしても扉などの入力をするにしても、作図スピードが速い

 ⇒ 期限があってもギリギリまで検討と調整ができ、よりよい建築につながる


⑦仕上ごと数量がリアルタイムで集計されるため、工事費の算出がしやすい

 ⇒ 仕様の調整・面積の調整などを行いながら予算に合わせて設計をすることが可能


⑧立体モデルで作成していくため、食い違いがない

 ⇒ CADだと、平面図・断面図・立面図・展開図など複数の図面にわたっての作図が必要だが、BIMだとその必要がない

⑨パースやVRなどでのプラスアルファの検討も可能

 ⇒ 空間のイメージがつきやすいです。納得してもらいながら進めることができます。