働く場所は人と人とのコミュニケーションを大事に
以前提案していた、研究施設です。
コロナを前後に、一度はリモートワークで仕事ができるような流れにもなりましたが、
やはり、人と人とがコミュニケーションを取ること方がオフィスの在り方としては適しています。
発想が飛躍したり、違うアイディアが生まれたり、リフレッシュしたりと人が交わることで様々な効果が期待できます。
提案書を作る段階で検討したイメージ図です。
人と人との視線が交錯して、インタラクティブな関係を作ること。
意図せぬところでもコミュニケーションを誘発するようなつくりにすること。
そういったことを意図するための、立体的に視線が行き交う研究施設。
構造はどうするのか?とか、法規的なことはどう整理つけるのか?とか、
いろんな課題はありますが、まずは意図する空間を整理するのが大切と思って、計画をしてみたものです。
前職でかれこれ8年以上前、体育館の提案で他の人の体を動かす様子を見ながら、
自分が刺激を受けて楽しく体を動かすことができるといった【見る・見られる】の関係性を軸に設計を進めました。
これ以降、ずっとこの考えを建築の中に落とし込んでいるような気がします。