視線が繋がり交流が生まれるような断面構成

建物を考える際にパースを使うことは分かりやすい表現方法になります。


先日、働く場所は人と人とのコミュニケーションを大事に で上げた内容と同じ建物になります。

あまりオープン過ぎると働く環境としては落ち着かない、逆にクローズ過ぎると閉塞感がある印象です。


そこで、働く場所自体はできるだけ落ち着いた環境をつくりながら、
交流を促す場をオープンにしながら緩くつないでいくような提案をしています。

パースだけで検討をするよりも、断面構成も合わせて見ていくとより分かりやすいと思います。



プライベート・セミプライベート・セミパブリック・パブリックという、
こじんまりしたスペースから、オープンな空間へと段階的につないでいくことが大切になります。

個人で集中したいスペースが、人からガンガン見られる場所の隣だと落ち着かないですよね。

断面構成もこういったことを考えながら、視線のつながりなどを意識しながら、
場所の変化を持たせることで、働く場・リフレッシュする場・交流する場などを作っていくことを意識しています。

そしてこういった場所を行き来することで、人と人との交流が自然に生まれて、
新たな発想が生まれたりすることは、とても大切なことです。