持ち運ぶことを前提に考えた木製新幹線

昨年9月の新幹線開業イベントで作成した木製新幹線。

これはばらして運べることを想定して設計をしたものです。

牛乳パックなどを想像してもらうと分かるのですが、角を押すとひし形に変形しますよね。
木材であっても同じことが起こるわけです。

角をビスで止めていたとしても、横から押されると簡単に変形します。

ただ、単に補強材を入れても見た目がよくないので、イスを床と壁の取り合いの補強材として使うことで、
余計な部材を使うことなく、補強を入れています。
連結したときに違和感がないように見せる工夫をしているわけです。

実際にはこのように分割することで、トラックを利用して運ぶことができます。

幅は1.5m程度としていますので、いろんな公共施設に持ち運ぶことができる大きさです。
これがもっと大きな幅にしていると、自動ドアの出入口・両開きの出入口などにも入らないため、絶妙な大きさで設計をしています。

イベントの様子はこちらです。