環境負荷低減と電気代の高騰などを見据えて設計する
建築を考える上で、環境への対策は必須になっています。
熱負荷を抑える工夫・電気代を抑える工夫・工事の際のCO2負荷を抑える・創エネをする・・・
たくさんの項目を考えていく必要がありますが、
熱負荷を抑えるためにルーバーを大量に取り付けると、
ルーバーを製作するためにコストがかかったりCO2を発生させるなど、
相反することが多々あることが設計の常です。
当然何でもやることが重要でもなく、予算の範囲の中で考えることが重要です。
読まれている人であればどちらを選びますか??
建てる際の費用は安くても電気代や維持費はかかる。
逆に建てる際の費用は高いけれど、電気代や維持費は安く抑えられる。
こういったときには、建設から解体までトータルにかかる費用である、
ライフサイクルコストから考える必要があります。
ライフサイクルコストを出すには電気代などを出す必要があります。
断熱性能や庇による日射負荷抑制によって、どれだけ電気代を抑えることができるのか?などもポイントです。
今回進めているプロジェクトはこの辺りを突き詰めて、掘り下げながら設計をしていきたいと思います。