VRでさらに踏み込んだ設計を

Revit(BIM)の設計で、基本的には3Dで設計で行って、
動画などでの検証もするような設計を始めて、かれこれ7~8年になります。

建物を作っていく中で、緯度・経度・方位などを設定することで、
日照がどう入るかなどの室内環境の検証は、設計の中でできる限りのことはしております。

また、CGにも書き出して動画での検証をするなど、
いい建築とできるようにあらゆる側面から検証をしてきました。

ただ、実際の建物が出来上がっていく過程で、
思っていた天井高さや部屋の広さなどがイメージと、
自分の思っていた感覚と少しギャップがあるような感じもしていたことも事実です。
 (色彩などのイメージではなく、空間の奥行の感覚や立体感という部分です)

もう一歩踏み込んで計画できないか・・・

そこで今回ヘッドセットを購入しました。

自分が設計している建物の中に入り込んで、
あらゆる場所から360°ぐるぐると見渡すことができます。

部屋の開放感はどんなイメージなのか、
建物の中から外を見たイメージ・建物の外から中を見たイメージなど、
気になる部分をどんどん確認することができるようになりました。

もっと、快適で気持ちのよい空間をつくるために、設計の過程で使いこなしていければと考えています。

発注者とのコミュニケーションのツールとして・・・

もちろん、建築主の方も建物の中に入り込むことで、
どんなイメージなのか共有しながら設計を進めることができます。

バーチャルの世界で建物の中に入り込んでいけることは、単純に楽しいです。

下はパノラマパースを書き出したものですが、
ゴーグルをかけてのぞき込むと、立体的に空間を把握することができますので。