都市計画について
建築を建てる際には、建築基準法で各々の法律の中で、
それぞれ条件が決められています。
例えば、都市部と田舎では当然必要な性能・条件が異なります。
例えば、都市部では人口が密集していることから、大型の建物が建つことが多いです。
例えば都市部では?
そのため、ある敷地に対して、多くの床面積を建ててもいいですよ!という規定になっており、
その代わりに一度火災が起きると、それはもう大変なことになるので、
建物の防火性能などの仕様は高いものにしておいてくださいね。
といったようなところが分かりやすいでしょうか。
例えば郊外の住宅地では?
一軒家が立ち並ぶような住宅地では、密集していると息苦しくなりますよね!ということで、
敷地に対しての大きすぎる建物は計画したらダメです!
また、日当たりも悪くなるし、庭も取れるようにしたいですよね!ということで、
住宅の高さの制限があったり、地域によっては敷地境界から1mとか2m空けましょうというところもあります。
また音が建つ工場などは、建てないでくださいと言ったようなことです。
都市計画地図を見ると
正直、建築設計をする方・不動産を専門とされる方など以外は見ないと思いますが、下のような地図です。
では、専門でない方が見る場合は、どんなことを気にしながら見るのかということです。
実は、自治体のHPなどにも載っています。
専門家でなくても知っておいたらいいこととは
例えば大きな道路が将来どこに計画されるかが分かります
住む場所の利便性はやはり重要ですよね。
新しく開拓された住宅地は、切り開かれたようなところが多いと思います。
道路などかつてはなかったような場所も多いと思います。
都市計画地図には、都市計画道路の計画がなされているところも明確に地図に出ていますので、
どこからどこに道が通るのかが分かります。
実は今不便を感じている場所も、新しく道路が通って急に便利になるところがあるかもしれません。
開発をしようとしている地域が分かります
現在、未開のエリアなどでも、住宅系の用途地域などがあれば、
そこは開発の可能性があるということです。
とはいえ・・・
今は空き家問題も多く、中古市場の流通が回らないこと、
スクラップアンドビルドの環境循環から外れる話が課題としてあります。
新しく開発されるところは便利がいいのですが、
長期的に生活する地域が元気になるようなことを我々建築家が考えていかないといけないなと思います。