しっくい壁の汚れの落ち方

住宅の外壁はいろんな素材・仕上があります。
しっくい塗り・サイディング・タイル・鋼板張り・焼杉板張りなどなど。

個人的には、しっくい塗りや焼杉板張りなどの、素材感が分かるものが好きです。
建築主の方にも、知らず知らずに推してしまいます。(価値観の押しつけは良くないと思ってはいるのですが)

なぜ素材感が分かる外装仕上げが好きなのか

手がかかっていて、一目でいい家だなと思ってもらえることももちろんですが、
やはり【経年で味が出ること】【人の手で作り上げたもの】といったことが分かるからでしょうか。

白いしっくい塗りだと汚れはどうなるの?といった気になる方に、
鳥に汚された部分がどうなるのかを、追ってみましたのでお伝えします。

しっくい壁は汚れても少しずつ白さを取り戻していきました

これは、5/1の段階での写真です。鳥に糞をされて、数日たったものです。
糞をされた段階は、結構うわ~↓↓と思うものですが、
以前もこんなことがあり、ほっといても大丈夫だなと全く焦りませんでした。


次に、5/7の写真です。かなり接写で撮っていますが、ほぼ分かりません。

しっくい自体は強アルカリ性です。
汚れがある部分も紫外線が当たれば、このように汚れが分解されて雨で流されます。

今日は5/11には、汚れはすっかり落ちていました。
しっくいの自浄作用はもちろんですが、これも施工いただいた左官職人さんが凹凸なくきれいに仕上げていただいたおかげです。

建築段階できれいなことは当たり前ですが、時間が経っても汚れが目立ちにくい。
汚れが出てきても、ある程度味があると感じられるような仕上をいつも選定したいなと思っています。