住宅は立地環境・隣地の環境を読み解くこと(事例1)
個人的に、知人・友人から住宅に関する相談を受けています。
何回かにわたって、こういったところは建て主の方も確認しておいた方がよいですよ!
といったポイントを乗せていきます。
建売の住宅の相談に乗っていた時の事例です。
(当社の設計ではありません)
実際の立面図の例です。
東側立面なので、南側には2階にはバルコニーがあって、
1階にはリビングから出られる窓があり日照の条件は一見良さそうです。
ただし、立面図から読み取れる情報だけで判断しないことが重要です。
配置図・平面図などから友人にアドバイスした点は下記の通りです。
実は、敷地の南側に2.1m上がったところに歩道があります。
図を見ても分かる通り、2階バルコニーは歩道の人から洗濯物を干すと見えてしまいます。
南側のリビングは歩道から見下ろされる形になるため、
カーテンは閉めっぱなしになるかもしれません。
現地に行けば、パッと見て判断できる部分ではありますが、
図面だけだといろんな情報から読み解かないといけないため、見慣れていない人は判断が難しいかもしれません。
設計をする際にも、土地を選ぶ際にも、周辺環境を見ておくことはとても大切です。