建物を多用途に使えるように計画すること

スクラップアンドビルドの時代は終わり、
建物をいかに有効活用するかという視点が非常に重要になってきています。

以前は旧耐震(昭和56年に新基準に改正)の建物の耐震補強が多くあり、
耐震補強は合理的でない場合建て替えといったことが多くありました。

今は、そうではなく新耐震基準の建物の改修も増えつつあります。

1つの建物が長く使われるためには、用途変更した場合にも耐えることや、
災害時の拠り所になるなど、あらゆる使い方を想定した設計としながら、
いかに稼働率を高められるかが、建物に求められるポイントだと考えています。

とは言え、オーバースペックのものでは意味がありませんので、
コストバランスなどを見ながら、1つ1つ判断をしていくことが重要と思っています。