ライフサイクルアセスメントの講演を聞いて
昨日、JIAのカーボンニュートラル連続セミナーを受講しました。
WEB上で、どこの講習も受けられることとても便利で、長崎で仕事をしていてとても助かります。
海外で省エネに関してどのような取り組みがされているのかという内容の講演でした。
CO2を建設する段階だけでなく、運用や解体、そして資材をつくるところから考えるという発想が学びでした。
Revitを使って、素材のボリュームを算出し、
その素材もどのメーカーがCO2排出量を抑えているかという指標も設計の中での判断基準とありました。
建築においてコスト面は切り離すことはできないのが現実ですが、
安い材料を遠くから運んでくることが果たして合理的なのかというとそうではないということを突き付けられた気がします。
地元で取れる材料を活かして、地産地消を目指しながら、
地場の職人さんの力を最大限利用しながら地元の経済に還元する。
新築・断熱改修・改修しないの判断もコスト面ではなく、
CO2排出量や環境負荷低減の面から考えること。
廃材をリサイクルでうまく流通させるシステムが海外ではあって、
日本と海外とはサプライチェーンが全く違います。
造園や外構でも、省エネを考えるのが海外では一般的であること。
そういった話を聞くたびに費用対効果優先だけでなく、いろんな部分で自分の考えも変えていかなければと感じました。
建築だけではない、いろんな知識を取り入れることを最近は大切に思います。
海外では、BIMと連動した無料の分析ソフトがあるようなので、
いろいろ調べて勉強したいと思います。