住宅は立地環境・隣地の環境を読み解くこと(事例2)

周辺環境を読み解く大切さについて、先日に引き続きその2です。

こちらも南側にリビングを集約し採光を確保して、
北側に水回りを集約するタイプで、
いわゆる【日当たり良好】の謳い文句で売り出されるようなパターンになります。

しかし、この敷地のキーになるポイントは南側から果たして将来的に採光が確保できるのかという視点です。



将来的に考えられることをメモしてみました。

リビングの採光やプライバシーに関する課題、
駐車場の出入りなどいくつか課題がありそうなことが見えてきました。



南側の敷地自体は同じように住宅が建つ敷地でした。
つまり隣接して住宅が立ち並ぶことになるわけです。

結果、南側に窓を設けていたとしても、薄暗い環境になるかもしれないことと、
カーテンを閉め切りになる可能性が高いです。

土地はパッと見たときの印象で購入することはしない方がいいです。

決める前にプランを立ててみて、
どんなことが起こりうるのかを考えてみることが重要です。