庭を計画する際に泥跳ねで壁が汚れないように

建物は部屋内から庭が見える計画にすると、明るく風が抜け、緑が見えることで、
建物の雰囲気が大きく変わると考えています。

下の2枚の画像は、設計段階に作成したパースです。
閉じられた空間でも、1か所からでも緑が見えるとだいぶ雰囲気が変わると思っています。

今回はそこで一工夫。

上の右側のパースを見てもらえれば分かるように、中庭部分に日が差し込んでいることが分かります。
屋根が抜けているのです。

これが土のままだと、雨が落ちてきたときに水跳ねが起きて外壁が汚れてしまいます。

植栽まわりは、玉砂利を敷いています。
泥は跳ねを防いで壁がきれいなままです。雑草なども生えて来ません。
玉砂利を入れた雰囲気ももちろん好きですが、機能的にも意味を持たせています。

細かい部分ですが、パースでもそのあたりは表現して、設計の意図を現場で伝えるようにしています。