コストマネジメントの講習会
最近コロナの影響が大きいことから、リモートでの講習会が増えてきています。
地方で働く側としては、非常にありがたいことで、今後も続いてくれると助かるところです。
とあるコストマネジメントの講習会を受けました。
設計が20%進んだ段階で、建設コストの80%程度が決まることは元々知っていました。
正直目新しい情報はなく、今までのやり方で十分対応ができることが分かりました。
設計初期から(いわゆる設計の諸条件を決める段階)BIMを使って、
部材の数量を出して、コストを算出するのが望ましいという話でした。
理屈は十分分かりますが、設計の初期段階は発注者もどんな建物にしたいとか、部屋の条件がそろっていないケースが多いです。
しかし、その段階で、建物の3Dデータを入力して、構造の柱・梁の大きさを出してとかの話も出てきて、
そんなプロセスで設計は進んでいかないのにな・・・と正直ギャップを感じました。
お客さんも、コスト最優先!と言う方もいらっしゃれば、
機能が絶対とか、見た目は重視したいと、いろんな方がいらっしゃいます。
設計の条件がそろってきて詰まってきた段階であれば、
BIMを使っているので精度高く工事費の算出を出すことは十分可能です。
お客さんの違いにに合わせて、設計のやり方や進め方を少しずつ変えていける、
多数の自分のスタイルを持っておくことが大事なのかなと勝手に解釈しました。
腑に落ちないこともありましたが、
どこかで今日聞いた話が役に立ったと思えればいいかなと思います。