離島におけるコスト調整の難しさ

昨今の価格上昇もさることながら、
上五島をはじめ離島で設計をする際の建設コストをどう読むかが非常に難しいと感じます。

まず何より材料の輸送代がかかること。
コンクリートの価格などは、初めて価格を見たときはこんなにかかってしまうのかと驚きました。

そして専門の工事となると、上五島以外から専門の業者さんに工事をしてもらうことから、
別途交通費・宿泊費などがかさんでくること。

10年大阪で設計の仕事で、積算の内訳なども細かく調整してきましたので、
意匠設計の中でもコストコントロールにはそれなりに強い方だと思っていましたが、
そんな常識がひっくり返るくらい違います。

設計図を積算してお金を積み上げる作業は、
協力事務所に出しているとはいえ手間がかかる作業です。

ただ単に手間だなで終わらせるのではなく、
設計をしていく上で、上五島でのコスト感覚・本土におけるコスト感覚、
積算の内容を自分なりに読み解いてしっかり勉強しないといけないなと思います。