仕上を確認しながら図面化

各種図面を作成する際には、建築設計においては【仕上表】と呼ぶ、
各室の床・壁・天井の仕様を一覧表でまとめていくことになります。

とは言え、この内容をクライアントに確認をお願いしますとしても、
略号が表記することになりますので、見慣れた専門家でない限り読み解くのは難しいと思います。

そこで、分かりやすく確認をするために、着色の平面図を作成しています。

例えば、グレーの色はタイルカーペット、黄色はビニル床シート、青はトイレ用の床材と言った、
平面図を見ながら仕上を確認していくことができます。

BIMなので、こちらの平面の着色を変更すれば、自動的に仕上表が修正されていきます。
要は色分けを整理していけば、発注図書が作れてしまうわけです。

こういった形で、施主との合意形成と図面作成を同時に作成していきます。

これは、天井高さや天井の仕上、壁の仕上なども同様に整理して、面積の集計ができていきますので、
コストを求めようとすればざっくりどれくらいではなく、根拠を持って算出ができるわけです。