窓まわりをすっきりと納める
先日ブラインドボックスをすっきり納めることを書きましたが、
今回は窓回りについて掘り下げてみます。
窓を納める際には、窓回りに枠がつく納まりは一般的です。
枠自体を木枠にすることで、窓回りを強調することを好む方もいらっしゃると思いますので、
あくまでよりシンプルに見せたいという方向きの納まりです。
この枠をなくしてスッキリとさせる納まりについてですが、
枠でなくボードを窓の取り合いの部分まで巻き込んで納める方法です。
実際にこの納まりを使った部分の詳細の写真を右側に上げます。
枠廻りがよりシンプルに見えるかと思います。
注意すべきは、内装に使う石膏ボードは水に弱いことです。
つまり結露をするであろう部分には使うことができません。
アルミサッシだと複層ガラスでも枠廻りが結露するため難しいと思います。
ここでは、アルミ樹脂複合サッシで結露を避けるように納めました。
心配した結露もなく、特段問題ありません。
ここで表現したかったことしては、窓先に小さな庭があるのですが、
パッと見たときに庭に自然に目線が行くようなことで考えています。
その庭がスリット窓から切り取られたように見せたいと考えて、上記の納まりとしました。
枠の存在感を消したいと、工務店の方にも経験値的に可能かどうかと相談しながら裏取りを取って決めました。
実際にはどんどん使える納まりなのかなと考えていますが、結露が出ないことが大切です。
(冬場加湿器をバンバン使う方などは、アルミ樹脂複合サッシを使ってもリスクがあるかもしれません)