建具の施工図
現場での建具の施工図をチェック。
建具の施工図でもチェックするポイントはたくさんあります。
今日ある建具の図面をチェックした内容です。
建具の金物の確認の仕方
どんな視点から建具のチェックをしているのかを下に説明していきます。
扉を開く際の機構や、役割などを考慮して考えています。
❶鍵を開けるための機構
・施錠する必要ある?
・鍵は必要?
・マスターキーなど必要?
❷扉を開けるための機構
・扉の開き勝手・引き込み方向は合ってる?
・扉の機構は問題ない? (引戸であれば足元のレールがない方がいいですよね?とかとか)
・扉を開くときの取っ手は? (レバーハンドル? 引き棒? 掘り込み取っ手?)
❸扉を閉める
・手で自分で閉める?
・自動で閉まるようにクローザーをつける?
❹扉の性能の確認
・経済性を優先した木製建具?(コスト安価)
・耐久性を考慮した鋼製建具?(コスト高い)
・耐久性+常時水を使うことも想定したステンレス製建具?(鋼製建具よりもコスト高い)
・扉の遮音性能は必要?
・扉はガラリなどの給排気を考える必要ある?
❺扉のデザインの確認
・扉の有効幅は足りてる?(大きなものの出し入れができるか)
・窓が必要?(電気のON・OFFを確認するための上部小窓? 人がいることを確認するスリット窓?)
・片開扉? 引違扉? 両開扉? 両引分扉?
・戸襖? 襖? 障子?
・仕上をどうする?(ペンキ?木目調?)
・引戸・開き戸などたくさんあるが、廊下から見たときに天端が揃って統一性はある?
他にもたくさんありますが、こんなことを図面で必ず確認します。
結構大変ですが、使いやすい建物にするためには大切なプロセスです。