住宅の工事金額を査定する際に見るポイント

設計事務所の仕事は、図面を書くだけではなく、
工事金額が適正かどうか見抜く力もとても大切だと思います。

今日は、ある住宅の金額査定の話です。

内訳が上がってきて、数量・価格を見ながら、一つ一つ妥当なのか、高いのか、安いのかなどを見ていきます。

画像は加工していますが、内訳の中を見て、気になったところをメモしたものです。

数量も過剰にみられていたり、価格が過剰にみられていたりと、
設計者だから気になるところ、見えてくるところが多々あります。

この1枚だけでも、結構気になるところがありました。

実はそのまま契約してしまうと、金額を下げられたのに・・・と言うところもあれば、
大きな項目の抜けがあって後からどうしましょう・・・といったようなこともあります。

実際には、複数の施工者さんの見積もりを取って査定すると、
適正価格でされるのか、がんばろうとする意志があるのかなど見えてきます。

これらを繰り返すことで、建築のコスト感覚が身について、
予算の中に納めるための計画をするにはどうしたらいいかが、引き出しが増えると思います。

地道な作業ですが、大切なことと思っています。