換気を効率よく

昨年から、感染症対策でしきりに換気の話は耳にしている方も多いと思います。

換気で最も重要なのは、室内の空気量がどのくらい短い時間でまんべんなく入れ替わるかが重要です。

1時間あたりに、部屋の中の空気が入れ替わる回数を換気回数と言います。
例えば、換気回数が2回であれば、30分で室内の空気が入れ替わります。式にすると下の通りです。

 換気回数2回の場合の式 : 60(分)÷2=30(分) 

シックハウスの法律で必要な換気回数は0.5回です

換気の法律については、以前もブログに載せましたが、
法律上シックハウス対策で必要とされる換気回数は、0.5回です。

つまり2時間に1回の回数で、家じゅうの空気が入れ替わることになります。

十分な換気がどのくらいとは明確にはないのですが、
感染症対策としては、やはり自然換気をきっちりと考える必要があります。

これから暑くなるので素早く換気したい

冬場の換気で、NHKなどでも結構取り上げられていましたので、
ご存知の方も多いと思いますが、
窓の取り方・開放の仕方で換気の効率は大きく変わります。

同じ部屋でも窓が壁の1面にしかない場合と、対角にある場合だと、対角にある方が換気の効率は高いです。

どうしても窓が1面にしかない場合は、空気のよどみができてしまうため、
時間をかけても、うまく空気が入れ替わらない部分が出てきます。

一方で対面にある場合は、室内の空気をかき混ぜながら、換気ができていきます。

かといって、窓を新しく追加するなんてできませんよね。

窓がなくても部屋の扉を開けましょう

扉を開けて、廊下や隣接する部屋の窓も開ければ、
部屋の換気はもちろんできますし、家全体の換気もうまくできると思います。


これから、どんどん暑くなってきます。
エアコンを稼働させる日も増えてくると思いますので、
うまく短時間で効率よく換気をできるようにしてみてください。