雨水排水計画の負担面積のバランスを考慮する
今日の検討作業の内容を少しブログに記載します。
とあるプロジェクトで住民説明会を予定していますので、その準備の一つです。
広い敷地の雨水排水を計画する際には、
【排水放流先のバランス】を考慮して計画する必要があると考えています。
建て替える前は問題なかったのに、
建て替えた後は雨水が流れる量が増えて側溝があふれてしまったということがないようにすべきと考えています。
少し図で説明をします。
建て替え前
例えば改修前が、左側に放流する負担面積が赤・右側に放流する負担面積が青とします。
これを改修後は、全て左側に流そう。というわけにはいきません。
右側が洪水が起きやすいのでバランスを変えたいという、自治体の指導があれば別ですが。
建て替え後
建物の位置が変わって外構の計画が変わったときに、負担するエリアの形が変わったとします。
でも結果的に負担面積が同じようにすることが、まずはベースとして考えることと思います。
実際には面積をあたりながら、前後でどうなるかの検証をして進めます。
今日も、そういった検討をしていました。
エリア分けを行ったあと、個別に会所や排水管の径を決めていきます。
各自治体で基準等は違うと思いますので、十分に確認してから進めることが大事です。