建物のBCP(事業継続計画)について考える

BCPとは

昨今災害も多くなってきていることから、
BCP(事業継続計画)というのが耳にする機会は多くなってきていると思います。

地震や水害・台風などの自然災害などでも、
損害を最小限に抑えて事業の継続や復旧を図るための計画のことです。

例えば公共施設でも庁舎などにおいては、災害時でも機能を継続させる必要がありますよね。
停電する、上水・下水が遮断されるなど重要なインフラが止まることなどもありえます。

非常用発電機で停電時でも必要最小限の電力をまかなう

非常用発電機は、停電した際稼働し、必要最小限の照明と、
外部と通信をする際に必要な通信回路、執務に必要な最低限のコンセントなどの電力を確保するものです。

どの程度見込んでいくかは、細かな打合せで決めていく必要があります。

災害はいつ、どんなものが襲ってくるか分かりません。
とは言え全てを満たすような条件で過剰なものを準備してしまうと、
コストが大きく膨れ上がってしまいます。

今日はそういった条件整理を、設備担当と打合せしていました。

建築で対応すべきこととそうでないことを検討する

非常用発電機は一つの例ですが、水が遮断されたら備蓄でどれくらい設けるのか、
下水が遮断された時にポータブルのトイレを準備しておくのかなども今後詰めていく必要があります。

全てが建築で対応できるわけではありません。
備品で対応できるものなどもありますので、このあたりはクライアントと協議をして、
適切に計画していきたいと思います。