空間を広く見せ 広がりを感じられる照明にするために

ある施設の照明計画について、照明のメーカーさんと打合せをしていました。

今回の建物の考え方としては、視線が抜けて活動が見えることを意図しています。
もう一つは、視線が抜けて空間がつながることで、実際よりもスペースを広く感じることを意図しています。

照明計画はそんな考えにおいて、一つ肝となる要素と考えています。
以前、考え方をまとめたページがあります。

例えば、手前が明るいけれど奥が暗いといった印象になれば、広がりがある空間としての狙いはうまくいきません。

空間に広がりがあるということは、例えば欄間の部分で他の部屋とつながる部分も、
一体感があるように見せられるような照明計画を考えたいです。

今日はそういった考えを持って、どんな照明がいいか議論しながら、打合せをすることができました。

考えていく中で、照明計画もさることながら、構造計画も、空調・換気計画も難易度が高いです。
難しいことにチャレンジしているからこそ、設計の仕事もポジティブに時間をかけることができているなと感じています。