離島での設計は島内の業者で対応できる工法に

以前もブログで記事を書きましたが、離島での設計は注意が必要になります。

というのも、島外の業者さんにしかできない工種が発生した場合は、
とんでもない見積もり金額が出てくることがあります。

以前あったのが、下記のような見積もりです。
おおよそ、13,000/㎡くらいで材料代・施工代が一般的なものが、下記のような見積もりが来たことがあります。

 製品代:40万円
 運賃 :60万円
 諸経費:40万円
 施工費:14万円  ざっくり50,000/㎡くらいです。(適性の4倍近くするありえない見積もり)

住宅1軒分の木材を運ぶのでも、10~20万円程度で済むのに、運賃60万・・・
1日2日あれば施工できるものを、施工費と諸経費合わせて54万・・・

こういった吹っかけてくる信じられない見積もりが平気で出て来ます。
適正価格から到底かけ離れているものです。


今設計を進めているプロジェクトでも、70万程度で施工できるだろうと思っているものが、
島外の業者に見積もりを取ると、500万以上の見積もりで出てきたりします。

島内でできるようなことを考えて適正な金額で工事をしてもらい、
島内の経済にしっかりと還元されることを考えないといけません。

適正な価格帯や手法を知っておくことが、特に離島で仕事をしていくためには重要です。